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 サーフボードの修理は各ショップにて受け付けております。
 ボードをお持ち頂ければ、お見積もりおよび納期をご回答させて頂きます。

 サーフボードはデリケートですので、扱いが悪いと水の侵入の原因となるキズができます。 サーフボードの取り扱いは丁寧に行いましょう。(特に海で使用していない、移動時など)サーフィンしていれば、丁寧に扱っていてもキズはできるものです。
もしサーフィンを楽しんでいてクラッシュしてしまったら、直ぐにボードを海から上げてボード内に侵入した海水を取り除きましょう。
海水の取り除き方としては、
 − 口で水分を吸い取る
 − キズ口を下にして、しばらくの間ティッシュなどをあてる。(ティッシュはこまめに取り替えましょう)などがあります。
クラッシュしてしまったその日はサーフィンしないのが望ましいのですが、小さなキズでしたら応急処置としてクラッシュテープを貼って水の侵入を防げばサーフィンできます。
その後、必ずリペアしましょう。大クラッシュやリペアに自信のない方はショップに出しましょう!!
そのままにして水分を含みますと、ボードが重くなりますし、最悪はフォームと樹脂が剥離しキズが大きくなります
とは言っても小さなキズのリペアでしたら簡単!?です(多少労力と時間は必要ですが)。

 みなさんが自分でできるサーフボードのリペア(修理)について、これから順を追って説明します。

サーフボードのリペアで必要となるものです。
 − ポリエステル樹脂
 − ポリエステル樹脂用 硬化剤
 − 洗浄液(アセトン)
 − ガラスクロス(4 oz)
 − サンドペーパー(空研ぎ用)80番、120番、240番(仕上げ用)
 − マスキングテープ
 − 紙コップ(樹脂をまぜる容器にはこんな物も使えます。)
 − ハケ(アイスクリーム・バーや割り箸も使えます。)
 − コンパウンド(細め、鏡面仕上げ)
 − タオル(防じんマスクがあればいいんですが・・・)

■■■■■■ Note ■■■■■■■■■■■■
 ボードによっては320番や耐水600番などで仕上げますのでボードに応じてサンドペーパーは用意しましょう。
また、光沢のある仕上げ(バフ仕上げ、ポリッシュ仕上げなど)のボードでは、80番、180番、360番、耐水1000番、耐水2000番の順でペーパーをかけると綺麗に仕上がりますので用意しましょう。

では、みなさんお待ちかね!?の「リペアの方法」はじまりです。!!

今回は手作業でも行える!?写真の様なキズを修理してみましょう。

 この様にキズの周りも含めて、キズが消えるまで空研ぎペーパー120番で削ります。黒い布ペーパーを使用すると黒い削り粉が残ることがあるので使わない様にしましょう。
 写真では分かりにくいですが、2枚巻いてあるクロスを削り、フォームギリギリまで削っています。(ほんの少し樹脂が残っているコレがミソです。フォームまで削ってしまうと色がなくなってしまう上に、出来上がりの見栄えが悪くなります。
 ただ、フォームに水分が含まれている場合はもう少し削って、乾燥させる為にフォームを露出させる必要があります。
 フォームと樹脂が完全に剥離している場合は残念ですが、出来上がりの見栄えは諦めて、剥離している部分は全て削ってしまいましょう。
そのまま修理してしまうと、剥離している部分が大きくなります。

手作業でここまで削るのは、ハッキリ言いまして体力が入ると思います。
最初から飛ばさずに休みながら行って下さい。

まずは削った部分の大きさより少し小さくカットしたガラスクロスを2枚乗せます。

■■■■■■ Note ■■■■■■■■■■■■
 ここからの作業は削った部分が乾燥していることが前提です。
もし湿っていたり、水が吹き出すようでしたら、「これでもかー」っていうくらい十分乾燥させた上で行って下さい。

焦りは禁物です!!

 
 テイルの角やレイルの部分はクロスが乗せにくいので、さらに先程乗せた2枚のガラスクロスを押さえ付けるために、写真のようにマスキングテープを使い、もう1枚ガラスクロスを乗せます。

■■■■■■ Note ■■■■■■■■■■■■
 一番上のクロスはテイルの角やレイルの部分に乗せる時、クロスをシゴク!?とピッタリフィットします。
形が整った後、マスキングテープで止めると綺麗にクロスを乗せることができます。

 今回は中身が見やすいように透明な容器を使います。
実はコレ「もずく」の容器です(もしかしたら近畿限定商品かも!?)。変形しやすくて、変形しても割れないものであれば、他に「プリン」なんかの容器も使えます。再利用可能なので非常に便利です。再利用の方法はまた次回ということで。
リペアキットに付いている紙コップがなくなったら使ってみて下さい。

ポリエステル樹脂と硬化剤の比率

温度(室温)

樹脂の量

硬化剤の量

5〜10度

100g

1.5〜2.5cc

15〜20度

100g

1.0〜1.3cc

25〜30度

100g

0.5〜0.7cc

 ポリエステル樹脂と硬化剤の比率は必ず守るようにして下さい
もし硬化剤が多すぎるとボードが発火する恐れがあります。 また、少なすぎると全然硬化しないでゼリー状のままになります
 と言っても分かりにくいですよね。 室温が25度で、左の写真くらいの樹脂の量ですと、硬化剤は7滴くらいです。(だいたい20〜30分で硬化が始まります。)

 自信が無い方は、一度実験してみて下さい。
樹脂と硬化剤を入れてよくかき混ぜ、20〜30分で硬化が始まる(容器を逆さまにしても樹脂が垂れ落ちない)ように比率を調整するといいでしょうB

 樹脂に硬化剤を入れた時点から樹脂が硬化するまであまり時間がないので作業を急ぐ必要があります。 と言っても小さなキズやリペアする箇所が少なければ十分な時間はありますが。
 樹脂と硬化剤の上手な混ぜ方は、泡をできるだけ作らないことです。
樹脂をキズ口にのせる時にも泡がない方が綺麗に、しかも楽に作業できますから。
 コツは写真の様に容器の底にアイスクリームバーを付けてクルクルと泡ができない程度の早さで回して混ぜます。
必殺技!?は割り箸です。アイスクリームバーより泡ができにくいです。

全くの余談ですが、「餃子のタレ」と「ラー油」を混ぜているときに以外とよく混ざったので、樹脂で試してみたら泡が立たずによく混ざることを発見しました。

 左の写真が混ぜ終わって30秒ほどたったものです。(割り箸で混ぜました。) ちょっと見にくいですが、容器の淵に小さな泡があるだけです。

 写真のように余分な樹脂が垂れないようにマスキングテープで修理箇所の周りをマスクしましょう。みなさんが行う時は四方をマスクしてもいいと思います。
 その後、樹脂を盛る訳ですが気泡が入らないように注意しながら、ガラスクロスに染み込ませます。クロス目がなくなるまで、アイスクリームバーでガラスクロスをトントンと叩いたり、ソッとなでたりを繰り返します。 この作業で結構気泡がなくなります。
 完全に樹脂を盛れたら、そのまま4〜6時間ほど「放ったらかし」にして(もしかしてこれは方言か!? 放置するの意味です。)、樹脂が完全に硬化するのを待ちましょう。
 (関東では「めばちこ」が通じなくて思いっきり笑われたことがありました。 一般的に言う「ものもらい」のことなんですが・・・。でもどこから「めばちこ」が通じないんやろ?探偵ナイトスクープで調べてもらおうかなぁ。 すみません。大きく話がそれました。)

■■■■■■ Note ■■■■■■■■■■■■
 樹脂を盛っていると、全然関係ない所に飛び散ったり、垂れたり、はたまた明らかに盛り過ぎる場合があります。
この様な場合は、ゲル化(半硬化)してから不要な部分をカッターナイフでカットしましょう。 良く切れるカッターナイフを使用しないと樹脂がカッターナイフにくっついてしまい、必要な部分をめくり取ることがあるので注意しましょう。

 写真のようにボードのアウトラインに沿ってガンガン削って行きます。
 まずは、80番の粗いサンドペーパーで周りと同じくらいになるまで削ります。この時ボードのあらゆる角度から見てラインがおかしくないか確認しながら削ります。いくら荒削りの段階とはいえデコボコだとやり直しということも有り得ますから。
 次に周りとほぼ「ツライチ」になったら120番か180番で出来るだけ周りを削らないようにしてラインを整えます。(多少でしたら周りを削っても大丈夫です。後でもう一度樹脂を塗りますので。)

 この時点でいろんな角度からアウトラインを確認し、手で触って分からないか、もしくは少し凹んでるかな?くらいでしたらOKです。光沢のある仕上げの場合は「ん?少し凹んでるかな?」くらいがいいですね。

 ペンキなどを塗る「ハケ(出来るだけ毛足のしっかりした物)」で樹脂を塗ります。使用後のハケは紙コップに「アセトン」を入れてしっかり洗います。
ハケは洗うのが面倒だと思う人は100円ショップで売っている使い捨て歯ブラシ(7本くらい入っていることが多いです)を利用してもいいと思います。(歯磨き粉が付いている場合はお湯などで洗った後乾燥したものを使用してください。)

 塗る時のコツは、まず全体的に薄くクロスが見えなくなるなるように塗り、樹脂に少し粘性が出てきたらもう一度重ね塗りします。樹脂が垂れない程度に薄く塗りましょう!!

 樹脂を塗り終わったら4〜6時間ほったらかしにし、樹脂が完全に硬化するのを待ちましょう。

 ほんとにこれが最後の仕上げです。
240番〜360番のサンドペーパーでラインを目や手で確認しながら慎重に、あまり力を入れずに削って行きましょう。
ラインが整ったら完成です。
 ボードによっては、さらに600番くらいの耐水ペーパーで仕上げます。(abraxasのショートは軽く600番で仕上げます。)
 LOOSEやショートのabraxas以外のように光沢のある仕上げの場合は、360番 -> 1000番-> 2000番-> コンパウンド(粗目)-> コンパウンド(鏡面仕上げ)の順で仕上げます。 光沢のある仕上げの場合は360番で削りすぎるとコンパウンドで仕上げた時にはクロスが見えてくることがありますので注意しましょう。
多少クロスが見えても強度的に問題はないですが。

 ちなみに写真は光沢のあるボードを仕上げた場合です。

 お疲れさまでした。 これで完成でーす。
筋肉痛を少しでも和らげるためにお風呂で筋肉をもみほぐしておきましょう。


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